2011年8月26日金曜日

「スカパー!HD」初の1契約2番組同時録画、「TZ-WR320P」を徹底的にチェックする(前編) (1/4) - ITmedia +D LifeStyle

「スカパー!HD」初の1契約2番組同時録画、「TZ-WR320P」を徹底的にチェックする(前編) (1/4) - ITmedia +D LifeStyle:

スカパー!HD」初の1契約2番組同時録画、「TZ-WR320P」を徹底的にチェックする(前編) (1/4)

「TZ-WR320P」は、スカパー!HDに対応する初の録画機能内蔵チューナーだ。従来のLAN接続による録画に比べて手軽なだけでなく、対応アンテナを組み合わせれば2番組同時録画が可能になるなど、魅力は多い。

 国内では最大規模の多チャンネル放送を提供するス カパー!の自社ブランドチューナーとして販売・レンタル開始されたのがTZ-WR320Pだ。従来スカパー!HDのハイビジョン録画はチューナーと対応レ コーダー、もしくはNASの組合せが必要であったが、本機はHDDを内蔵してスカパー!HDでは初めて単体での録画に対応。地上波/BS/CS110度デ ジタル放送同様に極めて簡単に録画が可能になった。

ts_tz01.jpg 「TZ-WR320P」。光学ドライブを備えていないこともあり、幅は一般的なBD/DVDレコーダーより狭くてコンパクト。とはいえ、既存のスカパー!HDチューナーよりは幅があるため、同じ場所に設置するケースでは注意が必要だ

 スカパー!ブランドで販売・レンタルされる製品だが、製造元はケーブルテレビ向けの録画機能付きセットトップボックスで実績を持つパナソニック。 TZという型番はCATVチューナーに使われているもので、本機も開発部隊は同じと思われる。つまり、スカパー!HD向けの製品としては初めてだが、 CATV向けチューナーで培ったノウハウが反映されている製品といえるだろう。

 外観は、パナソニック「DIGA」シリーズに近いが、幅は360ミリと一般的なBlu-ray Disc/DVDレコーダーよりはコンパクト。リモコンもボタン配置が一部異なるものの、DIGAシリーズに近い。テレビとの接続はHDMI、D端子、2 系統のAV出力(コンポジットビデオ+アナログオーディオ)、光デジタルオーディオ出力を備えており、接続するテレビはほぼ選ばない。また前面にはSDメ モリーカードスロット(SDXC対応)を備えており、静止画・動画の再生に対応。なお本機で録画した番組のSDメモリーカードへのダビングなどには対応し ていない。

ts_tz02.jpgts_tz03.jpg 前面右下部は開閉式カバーになっており、カバー内にICカードスロット、SDメモリーカードスロット、チャンネルアップダウン/映像出力端 子切替ボタンなどがある(左)。背面にはHDMI、D端子、2系統のAV出力、LAN、モジュラー端子、2系統のアンテナ入力端子を備える。写真には含ま れていないが、背面ファンの左側に光デジタルオーディオ出力も存在する。背面ファンは少し出っ張っているが、ケーブルのコネクター部分よりは出っ張らない ので設置スペースが余分に必要にはならない

2系統のチューナーを内蔵、1契約で2番組同時録画も可能に

 本機は、2系統のスカパー!HDチューナーを内蔵している。1つの機器で2系統のチューナーを内蔵するのはスカパー!HD対応製品としては初。1 枚のICカード、つまり1契約で2番組の同時録画が可能になっており、同時録画可能なチャンネルの組み合わせなどに制限もない。この点は「スカ パー!e2」でも同様だが、チャンネル数の多いスカパー!HDではより意味が大きい。別々の部屋での視聴のためにスカパー!HDを複数契約している場合は 別だが、放送時間の重なる録画のためにスカパー!HDを複数契約している場合には契数を減らし、月々の視聴料金を節約することも可能だろう。

ts_tz04.jpg リモコンはDIGAシリーズと似たデザインだが、最新のDIGAシリーズのそれと比較すると再生操作のボタンが最下部にあるなど、一部ボタン配置が異なる。片手で操作していると再生操作時がちょっとやりにくいかな、と感じたのが気になる点だろうか
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